お口が乾くとどうなるの？

お口の中がカラカラに乾いていると、いろいろな困ったことが起きます。
私たちのお口の中には、いつも「唾液（だえき）」という大切な水分があります。唾液は、お口の中をうるおし、食べ物を飲み込みやすくしたり、むし歯や歯ぐきの病気を防いだり、口臭を減らしてくれたりします。
でも、唾液が少なくなって乾燥してしまうと、歯に汚れ（プラーク）がつきやすくなり、むし歯や歯周病になりやすくなります。また、口臭が強くなったり、ごはんが飲み込みにくかったり、粘膜（ほっぺの内側など）が傷つきやすくなったりもします。

お口が乾く原因はさまざまで、
・お薬の副作用
・年齢
・ストレスや疲れ
・鼻ではなく口で呼吸するくせ
などがあります。

自分でできるケア

1. こまめに水分補給
一度にたくさんではなく、少しずつこまめに飲むことが大切です。

2. 唾液腺（だえきせん）マッサージ
耳の下やあごの下を、指でやさしく円を描くようにマッサージすると、唾液が出やすくなります。

3. よく噛んで食べる
ガム（キシリトール入りがおすすめ）をかんだり、食事中によくかむことで唾液の出がよくなります。

4. お口の体操
「パ・タ・カ・ラ」と大きな声で発音するだけでも口の動きがよくなり、唾液も出やすくなります。

5. 乾燥対策グッズ
保湿ジェルやスプレー、夜寝るときの加湿器も役立ちます。

歯医者でできること

お口の乾燥が強いときは、歯科医院でのケアもおすすめです。
・保湿ジェルやマウスウォッシュの使い方指導
・かみ合わせや舌の動きを整えるリハビリ
・むし歯や歯ぐきのチェック
をすることで、症状が軽くなる方もたくさんいます。

「お口の乾きは年のせいだから…」とあきらめずに、早めに相談してください。毎日がもっと快適になります^_^

当院は予防やケアにもとても力を入れております

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