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歯医者さんでこどもと高齢者の舌圧を測るメリット

舌圧（ぜつあつ）とは？

舌圧とは、舌の力の強さを数値で測定する検査です。
舌は食べ物をかむときに動かしたり、飲み込むときに食べ物をのどへ送ったり、言葉をはっきり発音するために重要な役割を果たしています。
この舌の力が弱くなると、食事や会話、さらには全身の健康にも影響が出ることがあります。
歯医者さんで舌圧を測ることで、こうしたリスクを早めに見つけ、対策することができます。

こどもにとってのメリット

成長期のこどもは、あごや歯並びが発達する大切な時期です。
しかし、舌の力が弱いと「お口ポカン」と呼ばれる、口をぽかんと開けたままの習慣が出やすくなります。
お口ポカンは、口呼吸になりやすく、歯並びや顔立ちに影響することもあります。
また、舌の動きがうまくできないと、食べ物をかんで飲み込む力が弱かったり、発音がはっきりしにくかったりすることもあります。

歯医者さんで舌圧を測定することで、舌の発達や力がきちんと育っているかを確認できます。
もし弱い場合でも、早期に気づくことで舌のトレーニングを行い、口の機能を育てていくことができます。
これは、健康な歯並びやしっかり食べられる力、きれいな発音を身につけることにつながります。

高齢者にとってのメリット

年齢を重ねると、舌の力は少しずつ弱くなっていきます。
舌の力が弱いと、食べ物を飲み込むときにうまくのどへ送れず、むせたり、飲み込みに失敗して気管に入ってしまう「誤嚥（ごえん）」を起こしやすくなります。
この誤嚥は、誤嚥性肺炎などの重い病気の原因になることがあります。
また、舌の動きが悪くなると、会話の発音が不明瞭になることもあります。

舌圧を測ることで、こうした変化を数値で確認することができ、弱くなっていると分かった場合には早めに対策ができます。
具体的には、舌の筋力トレーニングを行い、飲み込み力や発音を維持するサポートをします。
これにより、食べる楽しみを長く続けられ、誤嚥による病気の予防にもつながります。

舌圧測定の大きな意味
•舌の力を「見える化」してわかりやすくチェックできる
•成長期や加齢に伴うお口の機能低下を早期に発見できる
•飲み込む・話す・食べるといった日常生活の質を守れる
•将来的なむし歯や歯周病、誤嚥性肺炎の予防にもつながる

舌圧の測定は、ほんの数分で終わる簡単な検査です。
痛みもなく、歯医者さんで気軽に受けられます。
歯や歯ぐきの健康だけでなく、「食べる」「話す」といった生活の基本を守るために、舌の力もチェックしてみませんか？

当院は予防やケアにもとても力を入れております

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