おとなとこどもの歯医者さん

お口の「乾き」を放置していませんか?口腔乾燥が招く意外なリスクと当院の検査について
皆さんは普段の生活の中で、「口がよく乾く」「パンなどの乾いたものが食べにくい」「話しにくい」と感じることはありませんか?
「単なる喉の渇きだろう」と見過ごされがちな「口腔乾燥(ドライマウス)」ですが、実は放置しておくとお口の健康を大きく損なう原因となります。今回は、口腔乾燥が引き起こすトラブルと、当院で行っている専門的な検査についてお話しします。
■ なぜ唾液が減ると、虫歯や歯周病が増えるのか
私たちの口の中では、唾液が「天然の自浄作用」として働いています。唾液には、食べかすを洗い流す「洗浄作用」、お口の中を中性に保つ「緩衝作用」、そして再石灰化を促して歯を強くする働きがあります。
そのため、唾液が減って乾燥状態になると、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが急激に高まってしまうのです。毎日丁寧に磨いているつもりでも、「なぜか最近虫歯が増えた」という方は、口腔乾燥が隠れた原因かもしれません。
■ 入れ歯の痛みや、舌の痛みも「乾燥」のサイン
口腔乾燥の影響は、歯だけにとどまりません。
特に「入れ歯」を使用されている方にとって、唾液はクッションのような役割を果たしています。お口が乾くと入れ歯と粘膜の間の摩擦が大きくなり、痛みが出たり、外れやすくなったりします。
また、「舌がピリピリ痛む(舌痛症)」という症状も、乾燥によって舌の表面が過敏になることで起こりやすくなります。美味しく食事をし、楽しく会話をするためには、お口の潤いが欠かせないのです。
■ 当院で「お口の潤い」を測定してみませんか?
当院では、専用の測定器(口腔水分計)を用いて、お口の粘膜の湿潤状態を数値で測ることができます。数秒で終わる簡単な検査ですので、負担はほとんどありません。
ただし、この検査(口腔機能管理)を保険診療で行うには、一定の条件がございます。
現在、以下の条件に当てはまる方を対象に実施しております。
1. 50歳以上の患者さん
(加齢に伴うお口の機能低下「口腔機能低下症」の疑いがある方)
2. がん治療に際し、化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療を受けている方
(治療の副作用で口腔乾燥が強く出やすい方)
「最近、お口の中が粘つくようになった」「食事の時に水分が手放せない」といった症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
お口の潤いを取り戻すことは、全身の健康を守ることにもつながります。お一人おひとりの状態に合わせたセルフケアや、唾液腺マッサージの方法などもアドバイスさせていただきます。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。
当院は予防やケアにもとても力を入れております
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