小さなお子さんは歯医者さんというよりも
歯医者という場所自体に不安を抱きます。

何か痛いことをされるのではないかと
本能的に嫌がります。

また何回行っても歯医者さんで泣いてしまうという
お母さんから相談も受けます。

そういう場合は、お子様は
場所見知りをされていると思います。
場所見知りとは、初めて行った場所や
空間、雰囲気に警戒心をもって
なかなか馴染めないことです。

公園でも最初まったく遊ばずにずっと
お母さんの後ろに隠れているお子さんが
最後帰る時になるとやっと遊べるように
なってくるのをよく目にしませんか？
あれは場所見知りを、最初していて
ここは安全なのか、楽しい場所なのか、
というのをお子さんの頭の中で判断する
時間を要しているのです。

公園ですらそんな状態なのに、
歯医者なんて、いろんな器具があり機材があり
知らない人たちが多い、となると
慣れるのに多大な時間が必要になる
場合もあります。

そういうお子様には何回か来院して慣れて
いただくところから始めていきます。

焦らず、ゆっくりとお口の中を診せてもらえるまで
親御さんも辛抱強く付き合ってください。

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